JollyLookを10倍楽しむトリセツPart2 絞りとシャッタースピード

ピンホールカメラではどんな写真が撮れるの?

ピンホールカメラは、小さな穴から光を通すので、一般的なカメラに比べて露出時間が長くなります。「パンフォーカス」と呼ばれる全体にピントがあうものの、レンズがないのでクッキリとは写りません。だからこそ、どことなく柔らかく、淡い、幻想的な写真が撮れますよ。

 

実際にどうやって撮ればいいの?そもそも露出ってなに?

ピンホールカメラうんぬんの前に、写真を撮る時の設定がよくわからないんだけど・・・と思ったそこのあなた。大丈夫です。露出には、絞りとシャッタースピードが関係してきます。ひとつずつチェックしていきましょう。

◾️絞り とは?

一般的なカメラの場合、レンズの後ろにある穴が、光を通すためにどのくらい大きく開いているかを表している値です。

絞り値はF値(f/数字)という数値で表されます。例えばf/4のように、F値が小さければ、より多くの光がカメラに入り、逆に、f/16であれば少しの光しかカメラに入らない、ということになります。

ざっくり言うと、絞り値を小さくすると明るい写真に、絞り値を大きくすると暗い写真になります。また、絞り値が小さければ背景ばぼけ、大きければ遠くまでピントが合ってクッキリ写ります。

◾️シャッタースピード とは?

光をフィルムに当てるために、シャッターが開いている間の時間のことです。

シャッタースピードの数字が大きいほどスピードが速いということです。例えば1/250秒であればシャッターは早く閉まり、カメラに入る光は少なくなります。逆に、シャッタースピードを遅くすると、閉まるまでの時間が長いので光がたくさんカメラに入ります。

もし元気に動き回るペットのワンちゃんを撮りたい時は、シャッタースピードを早くしないとぶれてしまいますよ。

◾️絞りとシャッタースピードの関係は? 

「絞り」と「シャッタースピード」の2つの関係性は、よく「水道」に例えられます。蛇口が「絞り」、水を出している時間が「シャッタースピード」、水が「光」を表します。

蛇口をたくさんあけると(=絞りを開く 例:f1.4)、水(光)はコップにたくさん入りますね。逆に、少ししか開かない(=絞りを絞る 例:f32)と、水(光)はコップに少ししか入りません。

また、蛇口を開けている時間が長い(=シャッタースピードが遅い 例:1/4秒)と、水(光)はコップにたくさん入ります。逆に、蛇口を開けている時間が短い(=シャッタースピードが早い 例:1/1000秒)と、水(光)はコップに少ししか入りません。

このように、明るく撮りたいのか、暗めに撮りたいのか、速く動くものを撮りたいのか、物を撮りたいのか、人を撮りたいのか、風景を撮りたいのか、自分が撮りたいイメージの写真になるようにするには、絞りとシャッタースピードの関係を知り、露出を調整する必要があります。適正露出といって、綺麗に撮れる目安はありますが、ただ、全ては自分がどんな写真を撮りたいかによるので、正解はありません!

ただ、ここまで説明してなんですが、JollyLookはピンホールカメラなので・・・いよいよJollyLookを使って実際に撮ってみましょう!

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