ピンホールカメラJollyLookでどうやって撮ればいいの?
まずは基本的な使い方はこちら。
(1)ジャバラ部分を動かして焦点距離を変え、撮りたい画像サイズになるように設定します。例えば近くの花を撮りたい、人を撮りたい、風景を撮りたいという場合に変わってきます。
(2)JollyLookの後ろに露出計算機がついているので、それを参考にシャッタースピードを決めます。撮りたい画角も決めます。
(3)シャッターを手動で開けて(上に上げる)露光させ、露光時間を自分で数えます。カウントが終わったらシャッターを閉めます。全部手動です。
(4)クランクを回してインスタントフィルムを現像し、90秒待ったら写真の出来上がり!
JollyLookで露出をどうやって調整するの?
そしてそして、かんじんの露出をどう調整するか。ここです。ピンホールカメラは、光が入る穴の大きさは変えられません。以下は、JollyLookで写真を上手に撮るための露光時間の表です。
穴が小さく入ってくる光が少ないため、F値はとても大きいことがわかります。そのため「パンフォーカス」という全体にピントが合うことになります。ただし、レンズがないので、ぼんやりとしてノスタルジックな写真になるのです。
明るさは、シャッタースピードで調整します。室内、曇り、薄曇り、晴れ、ピーカンという光の強さに合わせて、シャッターを開ける1/8秒から360秒まで、秒数を手動で変える必要があります。
どんな写真になるか、実験してみよう!
◾️STEP1
晴れた日に、外で花などあまり動かないものを撮ってみましょう。どれくらいのシャッタースピードだと明るく撮れるでしょうか?最初は6秒で試してみてください。シャッタースピードを変えるとどう変化するでしょう?自分の好みの明るさを見つけてみましょう。
◾️STEP2
外で家族や友達を撮ってみましょう。まずは一人を。とっても晴れてたら2秒、薄曇りだと16秒、曇りだと55秒シャッターを開けてみてください。でも実際にやってみないと結果はわからないんです。まずは1枚撮ってみて、秒数を長くしたり短くしたり、色々試してみてくださいね。
◾️STEP3
室内の明るめのところで、人を撮ってみましょう。難易度高めです。どれくらいのシャッタースピードだと、ぶれないで撮れるでしょうか?被写体の人には、何秒ぐらい動かないで待ってもらわないといけないでしょうか?(だいぶ我慢が必要!三脚が必要かもしれません)
最初はなかなか思い通りに撮影できないかもしれません。でも、そんなクセありピンホールカメラだからこそ、親子で、友達で、仲間で、あれこれ試行錯誤してみてください。考えて、試して、実験してみる、そんなプロセスを味わえるので、自由研究にもぴったりです。その時間こそ、かけがえのないもの。そんな一瞬をJollyLookでぜひ切り取ってみてくださいね!